mixiユーザー(id:7990741)

2025年03月16日18:42

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「さいわい住むと人のいう」菰野江名著

新聞の書評に惹かれ借りた。私にとって初めての作家で、面白かった。

市役所の公務員の青年が知り合った老姉妹、桐子と百合子。
元教師の姉に対し家庭的な印象の妹。

好感を持つものの、二人が相次いで亡くなった、というところから物語が始まる。

とても辛い生い立ちの姉妹の生きざまが、時を遡ることで明らかになるのだが、
今を生きる者達との関わりもあり、
そこにとても引き付けられる。

二人きょうだいの組合せの中でも、最もデリケートな関係性なのが姉妹ではなかろうか
と、実母と伯母、義母と義伯母とを比べて見ながら、私は常々感じて来たのだが、
まさにドンピシャ納得できるようだった。

過酷な運命に立ち向かい生き抜いた姉と妹の半生。

登場人物達は、あたかも橋田壽賀子のホームドラマ風だけれど
全く異なる切り口で、社会派の顔を持つ長編。
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