コロナ禍、3人の働く若手男女の奮闘記で、
作家が、あの暗い時期を記録したかったかのように思われるような物語。
過ぎてしまった災いをなぞるような読書だった。
二人の子持ちの優子は、コロナ禍でも何とかパートを続けている。
幼い一人娘を持つ、雇われ料理人の圭太郎は、
キャリアウーマンの妻と家事分担しながら働いている。
フリーカメラマンの れいは、親戚の古家を改装したフォトスタジオでも撮影している。
それぞれがオンゴーイングの困難や過去の辛さと向き合いながら、
乗り越えていくのだが、
やがて世界はロシアのウクライナ侵攻へと時が進む。
読みながら、そういえばあの頃はこんな規制が発表され、
世の中はこんな感じだったな、と思い出した。
それにしても、あんなに制約があり日常は暗かったのに、
まるっきり忘れてしまっていたこともあり、
我ながら自分のノー天気さが怖ろしい。
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