低予算の自主映画ながら、高評価によりどんどん上映館を増やしている
とのこと、日曜のシネコン二番目の大スクリーンはほぼ満席。
時代劇愛に満ち、熱くて、おかしくて、可愛く、とても面白かった。
何よりも、登場人物が愛すべき人ばかりで、
それなのにストーリーにメリハリがあってすごく良かった。
幕末の京都。
会津藩士の高坂新左衛門は長州藩士と斬り合いになったところへ
落雷があり、目を覚ますと現代の京都の時代劇撮影所に倒れていた。
テレビの時代劇の助監督⋅優子や心優しいお寺の住職夫妻らに助けられ
新左衛門は殺陣師の門下生となり、時代劇の斬られ役の職を得る。
優子らの世話により、だんだん現代に馴染み、落ち着いてきたところへ…
会津藩の武士だからなのか、一途で真面目な新左衛門が何とも愛すべき存在で、
その周囲の人々も、皆良い人ばかり。
そうなるとストーリーは単調になりそうなのに、
タイムスリップしたという重大な事象が、大きな展開を招く。
話の筋もさることながら、江戸時代の人が
テレビやケーキ等に驚くところの演出が
大変好ましくて、新左衛門とその仲間を魅力的に引き立てる。
これは本当に映画好きのための映画。
私のようにハリウッド大作も好むような映画ファンでも
心から楽しめる1本だと思う。
ログインしてコメントを確認・投稿する