信州らしい所にある、元ペンション。
そこに、ひょんなことからルームシェアして住まう老若男女5人の物語。
大人の波乱やドキドキがあり、大変面白かった。
三十代の匠海が東京を捨てて、雨の中辿り着いたのが、
寂れた感じのリゾート地の〜NNという一軒家。
インだから泊めてもらえるかと強引に入り込んだところから物語が始まる。
そこにはオーナーの老人、気難しい老婦人、無口な中年女性、若い元気なフィリピン人女性がいて、
皆何やらワケありそうだった。
ほんの一晩の宿を求めたつもりが、長居することになった匠海は、
同宿の人たちの優しさや傷に触れ、変わっていく…
ここからはネタバレになるけど、
この小説の根幹にあるのは、パワハラ、セクハラ、モラハラで、
ムーンライト•インに集って来ていたのは、その被害者たち。
ともすれば深刻で暗くなりがちなエピソードを描きながらも、
要所要所に、スパイス的な笑える展開があって、
ツボにハマって大爆笑してしまった箇所もあったーーって、そんな読み手は私だけかもしれないけど。
登場人物全て好き、オススメの一冊。
続編も期待したいな。
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