メキシコシティ生まれのコスモポリタンな若手女性作家のスペイン語短編小説集。
新聞の書評で、川上弘美や村田沙耶香のファンにオススメみたいだったので借りてみた。
とても面白かった。
どれもザラッとするのに、何ともするする入って来る、というか、
叙述的な書き方で、恋愛をあたかも客観的に論じているようで、
"わたし" など、主人公の視点で描ききってある。
5篇とも恋愛ものと言えようが、タイトルの赤い魚を始め全篇が生物がらみで、
あるある的な展開なのに、作者の個性が炸裂していて、おみごと。
パリで博士号を取得したほか、アメリカやスペインにも滞在、
豊かな国際性がこの作家の魅力を高めているのは間違いない。
そこが私にはとても好ましい。
お蔭で、今年の読書もおもしろくなってきそう、と実感しているところ。
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