女子アイドルグループのマネージャーを親友とする若妻の物語、とても面白かった。
佐知子は義母の経営する、急行の停まる駅近い商店街の喫茶店を手伝っている。
栄養士として社食で働いていたが、寿退職をした。
彼女の親友実加は、元アイドル志望の美女で、芸能事務所で花ネージャーをしているが、
35才となった今婚活を始めた・・
いわゆる「女の友情は人生の環境が変化しても続くのか」みたいなことがテーマとはなっているが、
親友の職業が職業なだけに、友情を越えて、アイドルとファンのかかわりに近いような関係に描かれていて面白い。
元CAが高齢になり、独身のまま孤独死をしたことが伏線にはなっているが、
彼女の遺した物が、キーとなって物語が展開する。
アイドル業界、人情の厚い商店街の人々、そして30代の婚活事情を仔細に描きつつ、
ユーモアもあって、惹き付けられる長編だ。
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