高1で出会い女の子バンドを゙組んだ4人。
主人公の瑞葉は、リーダーの朝日を゙心から天才と敬愛する。
そんな瑞葉の、26歳までの成功と挫折の物語。
多くの会話で綴られ、テンポ良い臨場感で、ぐんぐん読み進めて、面白かった。
大学附属高校に入学した瑞葉は、同じクラスの朝日に誘われ軽音楽部に入る。
朝日は他に2人を誘い、プロになって紅白を目指す!と宣言する。
そしてセンス抜群なオリジナル曲を゙次々と作り、4人はめきめき成長を遂げるのだが……
グループの中で一人だけ力不足を自覚したら、その人はどうするべきか。
グループを心から愛しているからこそ、身を引くことができるのか。
一旦成功経験があるから、それはさぞ辛いだろう、と読み手は理解できる。
実は私は一人の巨匠を゙中心とした4人組のバンドを゙知っていた。
巨匠の目指すものは高く、アルバムを発表し好評だったのに
実力が合わないドラマーを辞めさせ、もっと優れたドラマーとすげ替えた。
もう40年以上も前のことだけれど、思い出してしまった。
クビになったドラマーは今頃どうしているのだろう。
音楽シーンからその名前が消えてしまった。
情報誌ぴあが私のバイブルだったあの頃、隅から隅まで目を通したけれど、
そのドラマーの名はついに見つからなくなってしまった。
なんてことを思い出しながら読めたので、余計に面白く感じられた。
が、ロックとかポピュラーとかの音楽をよく知らないと読みづらいかもしれない。
演奏のシーンはとても深く詳しく描写されている。
,(因みに、そのバンドはまだ存在するけれど、オリジナルメンバーは巨匠ただ一人。
そして、辞め(させられ?)た三人が、数年前トリオとしてデビュー。
今や毎年東京国際フォーラム•ホールCをソールドアウトする程の人気となっている。
で、元のバンド名を継ぐバンドの新メンバーの一人が私には耐えられない。
偶然にも、瑞葉と同じく、ベース担当)
ログインしてコメントを確認・投稿する