持ち運びやすい薄さ、読みやすく、とても面白かった。さすがの江國香織ワールド。
テディベア作家の瑠璃子は、料理研究家としても成功しており、夫の聡と二人暮らし。
夫に積極的に申し込まれての結婚だったが、二人の間には隙間風が。
そんなある日、瑠璃子は情熱的な若い春夫と知り合い、
聡の方は大学の後輩のしほに、昔感じた好意を蘇らせて行く…
この作家得意の、不倫ものと括ることはできる。
しかもお嬢さんとワイルドな男性、という組み合わせ、
且つ大胆なのは実は…みたいな。
でも、相変わらず、そこここに魅力的な描写が散りばめられ
どんどん読み進みたくなる。
今回は、守りたいものの為には嘘をつく、という原則が貫かれていて、
とてもわかりやすくて素直な読書だった。
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