横溝正史ミステリ大賞優秀賞受賞作、たしかに面白かった。
この作家は「正体」が、恐らく一番有名だと思われる。
26歳の公務員·守は、福祉事務所のケースワーカー。
アクの強い上司や先輩達に囲まれ、ストレスの多い仕事を真面目にこなしている。
担当先に不正受給が疑われる男がいたり、とんでもない行動をする先輩がいたり、
登場人物たちが、とにかく悪いのだ。
一方、生活保護を受けられるべき市民については、
作者の問題提起を感じ、考えさせられる。
ネタバレになるかもしれないけれど、
いわゆるノワール的な長編で、子ども以外はほぼ全員ワルばかり。
ひと夏のでき事が、テンポよく描かれて、読みやすかった。
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