mixiユーザー(id:7990741)

2021年01月02日17:59

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「御社のチャラ男」絲山秋子著

地方都市の中規模食品会社で繰り広げられる人間模様。
芥川賞作家の雑誌連載小説で、とても面白かった。

地元の名士がワンマン社長をしているジョルジュ食品は、
中途採用が多い会社で、女性が働きやすいとは決して言えない旧泰然としたブラック企業。

その営業マンや社長秘書、心を病んだ営業ウーマン等
彼らの心の声を一章ごとに紡いで、この会社の実態が
面白おかしく明らかになって行く。

一度でも会社勤めをしたことのある人間には、そこここに
あるある話が散りばめられていて興味深い。
理不尽なこと、 傲慢な上司、トゲトゲしい女性社員などなど
彼らの殆どが目の敵のように語るのが、
チャラ男こと三芳部長だ。
その部長の言動に怒りながらも、そこかしこにある可笑しさに、
大いに笑えた。

この本を手に取ったのには、理由がある。
私のママ友の大学の同級生が、数年前にとても有名な企業の社長に就任した。
その頃電話で話していた時、新社長はどんな学生だったか尋ねると、
ママ友はズバリひと言
「チャラ男よ、チャラ男」
その大企業の記事が新聞に載るたびにクスッと笑っている。
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