mixiユーザー(id:7990741)

2017年10月22日17:41

104 view

「アキラとあきら」池井戸潤著

同い年で、規模には雲泥の差のある会社の社長の長男、彬と瑛(あきら)。
この二人の奮闘物語。

まずは瑛の父が経営している工場が傾いて、
夜逃げ同然で家を離れるところから始まる。
そして裕福な社長の長男・彬と彼の祖父の取り仕切る同族経営のグループ会社の
兄弟同士の危うい親族関係が、語られる。

やがてバブルがはじけると、彬の 叔父達の経営判断の甘さが露呈し、
同族グループは大変な窮地に陥る・・・

主人公が子供の頃から、貧しい家には勿論のこと、
裕福な家庭でも、不幸の種があるものだということを
作者はきびきびと描いてみせる。
二人の あきら が出会って、係わるくだりが、一つのハイライトだ。

主人公達は、それぞれ良くできた青年で、恐らく外見も麗しい。
だが、展開は、会社の経営陣とそこに融資をする銀行員達に焦点を当て、
恋愛の要素はなく、ピンチに立ち向かう姿を描き出し、
この作家お得意の人情味溢れるお話しとなっている。

700ページを越える長編だが、とても読みやすくて面白かった。
2 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2017年10月>
日 月 火 水 木 金 土
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031