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2015年08月03日22:57

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The Rolling Stones Sweet Summer Sun Hyde Park  ストーンズのライブ映画

丸の内ピカデリー3で、21日まで行われている、ロック映画フェスみたいな企画の一つ。
ストーンズ・ファン歴ン十年の夫に付き合って、この酷暑の中、数寄屋橋へ。

思った通り、平日のガラ空き状態。
観客の平均年齢は還暦以上、って見えたのも予想通り。
隣の席は通路まで誰もいなくて、大変よいコンディションだった。
というのも、そりゃ、あのローリングストーンズのコンサートだから、ついつい体が動きだす可能性も否定できないでしょ。

普通にロードショーの予告の後、映画が始まった。
まずは44年前(この映画は2013年作)のハイドパーク(ロンドン)で
1969年に行われた、若き日のストーンズのライブの様子などを流しつつ、
メンバーのコメントが、本人たちのナレーションで入る。
夫曰く、「ミックとキース以外は、誰か判別できない」

そうするうちに、この映画の撮影された、結成50周年コンサートの映像へ。
というか、あの人たち、結成

半世紀!!

アップになると、顔や指、首などのシワが隠しきれない、というか堂々と見て取れる。
にもかかわらず、とにかくエネルギッシュで、音楽的にもものすごく完成していて、
うまい。
ライブに慣れているというレベルを超えて、会場の〇万人のファンを、乗せるのもメチャ上手だし、
ファンたちも、やたら歌がうまく、まとまって発声する。
一緒になって合唱するというか、イントロから、ちゃんと正確にファンたちのコールが入ったり。
ホント、あのコンサートに行った人たち全員が、きっと「生きてて良かった」と、天に感謝しただろう。

特に、陽が傾いてきて、いわゆるマジックアワーというか、たそがれてきた頃に、いよいよ盛り上がろうという雰囲気で始まったのが、

’Miss You’

この入り方といい、後ろのスクリーンの画像といい、演出がものすごく秀逸な上に、
演奏も、とにかく素晴らしかった。

毎度のことながら、ストーンズのライブには、必ず助っ人のミュージシャンがいて、
サックスのボビー・キーズ始め、お馴染みの面々なのだが、今回黒人のダリル(・ジョーンズ?)という
ベーシストが、また、めちゃめちゃ上手で、それもこのライブの成功に大きく寄与していたと思う。
チョッパーベースのソロが、とても良かった。

ところで、メンバーの見た目では、私はつねづね、ミック・ジャガーのお尻がすごくいい、と思ってきた。
それは、恰好が良いというのともセクシーというのとも違って、なんか、完成度が高い、というか・・・・
今回、2時間の殆どを動き回っている彼を見て、その理由がわかった気がする。

ミック・ジャガーこそ世界一の、歌詞のある歌の踊り手 つまりナンバー1ダンサーなのだ。
どんな音にも完璧に合っているそのステップ、腕の振り、指の突き出し方、後ずさり、走り、スキップ、
さらにはジャケットの脱ぎ方や、観客の誘い方などなど、
歌をきちんと歌うということは、ミックのように体を動かすということ、
その結果こそが「ダンス」なのではないか?
振付するのではなくて、全身全霊で歌えば、自然とふさわしい身振りが生まれ出てくる。
彼の指の先までの、美しい動きは、たとえばフィギュア・スケートの男子選手に学んでもらいたい
なーーんて。

期待を遥かに超える素晴らしい映画で、見に行って本当に良かった。
客観的にはお年寄り、のはずなのに、演奏の合間に互いを見合って笑っているその姿に、
加齢怖れるべからず、みたいな精神を見て取った。

ローリングストーンズが嫌いでなければ、さらにシワ(顔とか腕とか)に対して嫌悪感が無ければ、
ロック好きの人には絶対お勧めの映画だった。
ちなみに、私が好きなジャンルの音楽は、ジャズ系、なのだけれど、
このローリング・ストーンズの演奏は、ジャンルを超えた、ポピュラー音楽普遍の良さがあると思った。
それこそ、ミューズが天から降りてきたのだろうな。
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