今年のカンヌ映画祭で主演二人が女優賞を獲得した話題作。
今朝ネットで確認したら、売り切れーー3年前の年末の「Perfect days」以来の満席。久しぶり。
フランスの介護施設長マリーは、新しくユマニチュードという方法を導入しようと画策中、
しかしベテラン看護師らは抵抗を示し、バーンアウトに近いような状態になっている。
そんな時、偶然知り合った日本人の一行は、仏国内で一人芝居を公演してまわっていた。
その演出家の真理は、ステージ4の末期がんで、
急に具合が悪くなると、早ければ3週間で逝くと言われていた。
真理の公演の主演俳優が長塚京三で、公演ポスターがエラくカッコ良い。
それはさておき、
知り合って半日もしないうちに惹かれ合うマリーと真理の関係もカッコ良い。
ネタばれになるけれど
命尽きるまで真理はマリーに力を貸して、
ギクシャクしていた施設の入居者たちもスタッフも、
真理の作業療法的なワークショップで段々と和やかになっていき、
経営側にもうまくアピールできるようになる……
原作は文通形式の著作だそうで、ヒロイン二人の会話が多い。
ただ、会話の場が、屋外や室内という括りだけでなく
フランスから日本にまで飛ぶのて、時の経過が感じられて展開にメリハリがある。
フランスの夜更けや京都の山並みの日の出、
そして日本に比べるとスペースの余裕が羨ましいような介護施設、
穏やかな展開のようでいて、人生に大きな転機を迎え、頑張る女性達の姿が凛々しく描かれていて好ましかった。
ヒューマンドラマでありながら、お仕事奮闘記でもある。
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