直木賞受賞作にして映画はカンヌへ、ということなのだけれど、
恐れていた通り、私の好みではなく、読み切るのにもたついた。
摂津の有岡城の、悩める城主•荒木村重は、前の城主を追い落として、この地位に付いた。
物語は、村重が織田信長側から寝返ったことで、籠城を゙開始し
そこに黒田官兵衛がやって来たところから始まる。
(たまたま大河ドラマが、この辺りのことをやっていて、分かりやすく有難い)
官兵衛は、もとより命をかけて交渉に来たのだが、村重は地下牢に監禁してしまう。
それから有岡城内では、不可解な殺人事件が起き、村重は解決策を官兵衛に相談する。
村重は強い侍だからこそ、この地位に登って来たのだが、
特筆すべき部下に恵まれていないから、官兵衛に頼らざるを得ないのだ。
この村重、魅力が足りない、
更に、御前衆と呼ばれる精兵達も、あまり冴えない。
唯一の女性キャラ千代保のみ、かなり魅力的でありながら…
この著者は、果たして村重のことが好きなのか?疑問に思う。
短編集「満願」はとても面白かったから期待したのに。
映画はもうじき公開されるが、行かなくてよいな、とわかったし、
やはり私は歴史物は肌に合わない、と再確認できて良かった。
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