少し前に、国語便覧がベストセラーに入ったという紹介の流れで、お勧めとされた筑摩書房の書籍。
随所にイラストが添えられ、読みやすくわかりやすい作りで面白かった。
国語力は、「愛」だ
と付録の対談ではっきりと述べられているように、
他の人に何かを伝えようとする時、まずは相手のことを考えることが大事、
ということから始まり、問題がいくつも出題され、その解答がヒントと共に述べられる。
要約作業の実践問題ではマス目までが掲載され、読み手が書き込めるようになっている。
つまり、国語ドリル形式。
私は図書館で借りたので、あくまで読むのみだったが、
鉛筆を持って書き込んだら、更に一歩進んだ読解力アップの実践ができたろう。
著者は、中学の国語教科書の編集に携わった経験から、
日本の国語教育の向上を強く目指している哲学の教授だ。
また、高校生という設定の、要所要所に現れる4人のイラストは
ツボを押さえた、まとめの役を果たしていて好ましい。
最後の付録の部分の、特に対談が秀逸で、本文の内容に即していて最後の最後まで読み甲斐があった。
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