「ノイエハイマート」にある一篇が冒頭に掲載された長編で、
とても読みやすく面白かった。
野山隆志は機械メーカーの営業職で海外出張もこなす日々。
タイにあるカンボジア難民キャンプに自社製品を寄付することで、
難民支援団体に務める修子と知り合う。
ひと言で言えば恋愛ものなのだけれど、
修子が仕事のため、バンコクから遠い田舎に駐在しているところから、
恋する二人には数々の困難がふりかかる。
劇的な事よりも、男女の心の揺れが、
難民問題と関わっていることもあり、
読み手を深く考えさせる展開となる。
高尚なラブストーリー、と感じた。
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