mixiユーザー(id:7990741)

2024年07月18日23:59

49 view

「サンショウウオの四十九日」朝比奈秋著(新潮2024年5号)

今回の芥川賞受賞作の一つ。"面白さ"から言うと、私は??なのだが、
最後まで、何というか、気になる小説だ。

主人公は、杏と瞬という一卵性双生児なのだ、が
文中にも出てくるように、ある意味障がいを持つ、と言えるような…

いたって普通の、四人家族のようでいて、
父親の出生の過程からして、平たく言えば異常。

かといって、おどろおどろしいとか、オカルトものということでは全くなくて、
何とも平均的な小市民の穏やかな両親の子どもなのに、
「かわいそうに」と、令和になる前に亡くなった私の母だったら、素直に言っただろう。

一つの段落の中で、視点がスイッチしたり、
読みやすくはなかった。
が、とても個性的な意欲作だと言えるし、
そこここでの、父親の何気ない所作から、
愛が感じられる描写が、好ましかった。

1 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2024年07月>
日 月 火 水 木 金 土
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031