新聞で文芸評論家が高評価、につられて借りてみた。
面白くはあったが、何ともキモ悪というか、スッキリ感はゼロ。
首都圏の郊外で育った二児の母・藍は、祖母と母の暮らす実家に、一人で出戻ってくる。
隣家の美代子が、祖母に包丁をふるってけんかした母を通報したから。
それから社会の底辺での三世代四人の女の物語が繰り広げられる。
介護がずっと当然のように女性の手に委ねられてきたこと、
男にだらしない親を持つ娘の苦労などが描かれるのだが
何とも気持ち悪い描写があって、読み飛ばさざるを得なかった所も。
育つ環境は貧しくても、
きっちりした道徳心というか、最低限の良心とでもいうか、
それを子供の頃から植え付けるとか気づかせないと
世の中不安だな、と思わされる小説だった。
評論家氏いわく、この作家の傑作だそうだが、
だったら、もういいやと感じた。
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