またまた借りて読んでしまった、監察医ケイ・スカーペッタシリーズの最新刊。
今回も、彼女が局長を務めるボストンの法医学センター中心に事件が展開する。
いつものメンバーに加え、疎遠となっている実の妹ドロシーの登場が、嵐を予感させる。
毎作思うのだけれど、どう考えてもこれはメロドラマ小説。
つまり「相棒」よりは「渡る世間は鬼ばかり」系。
海外ドラマで言うならば、「ホームズ」よりも「ER」。
描かれる犯罪は物凄く凶悪で、しかもハイテクというか最新技術を駆使した、
めちゃくちゃ頭の良い悪人が登場するのだけれど、
文庫本二巻にまたがるほどの内容は、はっきり言って無い。
どんどん読み進んで、最後の方に来て、今回は
とても「壮絶な」新局面に入って、終わる。
ヒロインのあまりのウジウジぶりに、もう愛想つかそうかと思いつつ
周りの魅力的なキャラに心惹かれ、多分次の作品にも手が伸びるのだろう。
どんなに優秀・有能な強いアメリカ人にも、とんでもない欠点がある、
ということをだらだら長いストーリーでもって解説してみせてくれる
はまってしまうと抜けられない、古くからのシリーズものでした。
ボストン好きな人以外には、お勧めできない長編。
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