mixiユーザー(id:7990741)

2018年08月09日22:44

60 view

「ファーストラヴ」島本理生著

今回の直木賞受賞作。推理色もあって面白かった。

心理カウンセラーの由紀は、父親を殺したとして逮捕された
女子大生・環菜についての本を出版する話を受ける。
環菜の国選弁護人・迦葉と由紀は同じ大学の出身で
義理の姉弟の関係なのだが、何やら過去に繋がりがあるようだ。

一方環菜の実の母親は、弁護人側でなく検察側の証人になるという。
女子アナを目指していた美しい環菜の抱える闇とは、
そして主人公・由紀の、親との関係にある何やら不穏な暗さの原因は?

メインの裁判についてばかりでなく、被告人を支えるプロフェッショナル達の過去にも展開する物語に、
複雑なパズルを解くようにひきつけられる。

ひと頃「毒母」ものが出回った時期があったように思う。
この小説は裁判に向かう話ではあるが、決して法廷ものではなくて
「嘘つきは誰?」「真の悪者は?」などと考えつつ、
心理ミステリーとして楽しんだ。
1 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2018年08月>
日 月 火 水 木 金 土
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031