新聞の書評で高評価だったから借りてみたけれど、私にとっては
ホラー小説の範疇に入るから、好みじゃなかったイギリスの小説。
主人公のニール・ダブルは世界を股にかける妙齢の営業マンで、その勤め先がちょっと特殊。
ビジネスフェアの代行出席サービス業をしている。
舞台はタイトル通り、ホテルなのだが、
ヒルトンやらラディソンと肩を並べるような世界的なアメリカのチェーンで、新しくて巨大な建物だ。
ニールは、ある大規模なビジネスフェアに参加するために、ウエイ・インに宿泊するが、
そのようなフェア特有の高揚する雰囲気を楽しもうとしていた。
ところが、フェアの一つのシンポジウムに参加したところ、主催者から激しく非難されてしまう。
そんなこともあり、今回のホテル宿泊の楽しみの雲行きが怪しくなってくる。
それでも以前出会った魅力的な女性と再開し、もっと知り合おうと努めると・・・・
チェーンホテルの持つ統一性とか、ホテルマンたちの丁寧だがその実、冷静なサービスなどを
うまく生かしつつ、謎めいたホテルでの冒険という展開となっている。
が、主人公たちが暴力行為に巻き込まれ、気持ち悪いところもあるし、
楽しい一冊かというと、とてもそうとは言えなかった。
その一方で、主人公の父恋の物語でもあり、その点は巧みな展開だとも思う。
不思議なことが次々と起こるのに、ワクワク感がほぼゼロ、という
それこそヘンテコな独特なお話だった。
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