「醍醐の花見」で始まる昼の部に行った。
「都民半額鑑賞」会に当選しての団体席。
2階の、一等席では最後列だったから、
花道が全部見えたわけではなくて、そこは非常に残念だった。
2番目の演目は「伊勢音頭恋寝刃」で、これは実際に起こった事件を
二ヶ月後に大阪で歌舞伎にしたとのこと、
のんびりの展開から、ラストの大団円が・・
染五郎が頑張り、梅枝がとてもとても美しかった。
ラストは、悲劇なのだけれど、猿之助の慟哭と幸四郎の最後の花道が・・
最後の最後、舞台に三味線が堂々と登場して
幸四郎の演技に、まるでソロのバイオリニストに伴奏するビアノ
のようなシチュエーションで、大変新鮮で驚かされた。
一緒に行った友だちが、「新しくなった歌舞伎座は初めて」という、
超初心者だったので、彼女の感想も面白かった。
例えば、「醍醐の花見」の桜の木だとか風景とか
それなりに下手な感じが目に付いたようで、
バレエやオペラと比べると見劣りが、と。
なるほど〜〜。
そんな感想を抱くのも、彼女がバレエ好きであると同時に、
外国人に日本語を教える講師をしているから。
日本文化を、外から眺めるという生徒さんの視線も、備わっている人なのだった。
初心者なのに、イヤーフォンは嫌い、と借りないから、
仕方なく私が役者を囁き教えたのだけど、
染五郎だろうと猿之助だろうと松也だろうと、あまり興味ない。
ま、半額だし。
ということで大変新鮮な思いをした歌舞伎だった。
会場は悪い方の席に空きもあり、もったいないな〜、
ファンならずとも、初心者にもオススメだと思ったのに。
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