今年から国立市が、大学通りの桜のライトアップをすると聞いて、見に行った。
今夜は丁度満開で、風もなく気温も高くて、絶好の夜桜見物日和。
意外にも人出は多くなく、紀ノ国屋の角の先のベンチが空いていたから座れた
ライトアップのやり方も、国立らしく地味で控えめ。
お粗末と評したけなるようなシンプルな照明が、
一本に1つずつ地面に置かれている。
つまり、提灯やランタンのような上からの照明は元々ある街灯のみで、それは歩行者用。
一般に川やお堀などの水辺に向かって枝を下げて伸ばす大木の桜が美しい、と言われる。
果たして、そうだろうか?
樹木とくに大木は、例えば日立のコマーシャルのような
腕を高く上に差し出して、空を目指すような形こそ、
木の本来の美しさではないだろうか。
その点国立の桜は、通り沿いにあり、間隔も空けて植わっているので、
大木のあるべき姿で咲き誇る。
また早くから、桜を守るには根っこの張る地面の保護が大切
というポリシーにしたがって、桜の木の下には人が入らないように、花壇が作られている。
今回はチューリップがとても可愛らしく咲いて、
自分の真上の桜達を引き立てていた。
ライトアップは長い桜並木のうち、一橋大学の正門前まで、と決して長い距離ではない。
が、そこもいかにもあの市らしい、自信なさげな試みに見えて
さらに好感が持てた。
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