ロンドンの郊外を走る通勤電車を舞台にした心理サスペンス。
ヒロイン達の視点で語り綴られて、途中からどんどん引き込まれて面白かった。
主人公レイチェルは、バツイチで体重も増加した典型的な痛いシングル。
今は友だちの居候。
かなりアルコール依存症気味で、そのせいで職も・・
彼女は毎日同じ電車に乗り、元夫との家がある辺りを観察することを日課にしている。
元の家には今や新しい妻がいて、赤ん坊との三人で暮らしている。
その家の並びには、美男美女カップルが住んでいて、
レイチェルは、車窓からそのカップルを眺めるのを楽しみにしていた。
そんなある日、その妻が別な男と親しくキスしているところを、目撃した直後、その妻メガンの失踪がニュースになる。
いつも酒の臭いがし、発言や行動にあまりにも信頼性の薄いレイチェル。
ブラックアウトが頻繁で、記憶には自信のない彼女が、
メガン失踪の真相を突き止めようとするさまが、
なんとも痛々しいし、つまずきだらけ。
やがて、メガン失踪の日の自分の記憶を必死にたどろうとする課程で、少しずつ様々な事が見えてくる。
この小説は、映画化され、六本木駅の柱に映画の広告があったのに惹かれて読んでみた。
内容を全く知らないで手にしたら、大正解だった。
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