3巻に分かれた文庫本、読みやすく面白かったけれど、期待通りという感じ。
ハリウッド映画にもなった、ラングトン教授シリーズの第4作。
舞台はフィレンツェから始まるのだが、ラングトンはいきなり記憶喪失で病室にいる。
そして冒頭から、美人医師に手を引かれるようにして、襲い来る敵からの逃避行。
今回はバイオハザードの小さな筒が小道具として登場するが、
人類の危機となるような別な物体が、どこかにあるらしい。
それを費用の潤沢にある、敵巨大組織と競争して探しに行く、という冒険談。
フィレンツェばかりでなく、イタリアのあの都市(ローマはすでに冒険済みだから、今回は違う)にも
そして更には・・・
ダンテの「神曲」をキイとして、派手で大掛かりな追いかけっこ・探し物が展開する。
10月には日本でも公開される予定のこの映画。
シリーズ主人公はトム・ハンクスと変わらず。
映画を見に行くために読んだのだけれど、小説としても、するする読み進めて楽しめた。
旅情と歴史的なお勉強色たっぷりなエンタメなのだが、ラングトン教授が発見した、学生のノートの記述に
「学生のひとりが、この複雑な歴史をおもしろいほど正確に要約して、(中略)
”キリスト教徒は顔が好き、イスラム教徒は文字が好き”。」
追いつ追われつハラハラどきどきの合間に、こんな挿話がひょっこり現れると
なんか病みつきになる。
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