【施主】 あぶみか鞍か、かぜがふきたづなのゆるみもひとからひとへゆれていた 円いうごきが救いなら駆ることなく歩をすすめたかく両腕をひとまわしする操舵と制御がおきた くろさだらけのおくゆきにくるまざのひくいさみしさがあった ゆくものの腕と
ネットフリックスの独占配信映画、廣木隆一監督の『彼女』、とても良かった。ドメスティックバイオレンスの夫を殺してもらった女(さとうほなみ)と、その殺した当人の女(水原希子)同士の逃避行なので、大枠はリドリー・スコットの『テルマ&ルイーズ』を
嬉しいことがあった。ぼくの北大の教え子(修了生)で、上海で書籍編集をやっている唐詩さんが、中国版「花椿」掲載の詩篇等を翻訳していることが、三角さんの投稿でわかった。しかも偶然、今期の北大の授業第一回で、三角さんの授業をやったばかりだった。
院授業の準備のために成瀬巳喜男の『めし』をひさしぶりに観なおしていたら、濱口竜介『寝ても覚めても』と共通するディテールが数多くあるのに改めて驚いた。ぼくは機関誌「層」で、夫婦がおなじものを見る2ショットで初めてふたつの顔が横ならびになる点
当方の所属している北大文学研究院、映像・現代文化論研究室が発行する機関誌「層」に2年ぶりに長稿を書きました。分析した作品は濱口竜介監督『寝ても覚めても』。主演男女優ふたりのスキャンダルによって事後的に色目で見られてしまうことになったこの作