【非有】 晩夏のむこうへうかぶあきつとはことばだろうか みはるかすとおくにありあるかなたがしめされるがもうかたるべきではない 地の水をやしなおうとかちいろのつまにもなるけれど夕風よろしくそこからよそへゆくだけだ ひう、非有と尾をひいてう
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【朝顔】 あさがお帰りをしたひらくことをあまた視てこのからだもみはった あおやむらさきがきれい天童のつかう小用器に似て つゆのときがしばしあるあさがおのゆくえおもうとつるこそが問となりあけぼのへきえかかる 世はみな露台だろうくさぐさのな
【遠近】 ほおづえはからだとすがたにぼんやりと遠近をつくるつくられた穴こそとおいのだ 星々たがいのへだたりがとおくあらわれるのとおなじほおづえもしぐさの配置でゆっくり箔がめぐる かんがえがじぶんとはどんな星座なのか 片頰からほどい
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