【僭王】 いかづちではなくスワンがむしろ霖雨のように城へ墜ちる 翼廊ふたつがもちあがりとおめにとぶかたちをとればおもいすべてで飴がとける どれほど移らされようといつも城だけをすみかとしてゆにっと家具めく配下を伴った数理てきな、かりのよだ
【眼涼】 地のくぼみに身をよこたえしずかにくぼみをまねる聖者エシロはかくしるしたが おんなどものはだか身にはなやましいそれがたくさんあるとコイケは巷塵の湯舟でみてとりにんしきの恍惚にもひたった めのまえはみず容れられるべき地人のくぼみを
【木橋】 木橋にすこし似たむすめがさらにも似ようといまし木橋をわたりだす となりあう関係はてつがくだがこちらとあちら、その奥行と蝕はいつもたりなさとなりうるあさねどきのけいらくだろう かわぎりがたち、ひかりがこめ川の度量もつかのまふえて