【ふたつ】 世にふたつあるものはそれだけでしずかにならびたつかたほうはのぼりにつかわれのこりはくだりをまかせられる いきるとは天族たちの舞いでいのちふたつのふたばにすぎないともに寝てやがてきえる同一のゆきてかえるなかをいただきがありうご
【自転】 ことしもこのてのひらに桃をのせる日がくるだろうか からだと物とのささいな配合で思いそのものがめぐりめぐり汁気をましたすこしのかたむきとあまみをくわえたすこしのうれいで てのひらはおろかわたしぜんぶが桃ひとつ生るはしごとして実の
【ハレルヤ】 いつでもじぶんのまぢかをひっきょう自分がつくっているとおもうとおこないにつつまれている気がしておとのように敬虔になってしまう そこへうつくしいひとをひきいれるおとが減ってゆくんだといいつつしたしみのなかにことなりをおさめる