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2021年04月01日07:40

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唐田えりか、身体を主導する感覚のゆらぎ

 
当方の所属している北大文学研究院、映像・現代文化論研究室が発行する機関誌「層」に2年ぶりに長稿を書きました。分析した作品は濱口竜介監督『寝ても覚めても』。主演男女優ふたりのスキャンダルによって事後的に色目で見られてしまうことになったこの作品で、主演・唐田えりか(現在女優休業中)の身体に、ドラマ上の感覚付与からどんなふうに滑らかな意味の移行が連続し、それが哲学的に捉えられるかを綴って、結果的には唐田えりかのやわらかさを讃美しています。自分の書いた俳優身体論では、最重要となる論考かもしれない。もとは指導院生の依頼によって中国の映画雑誌向けに書かれたものなので、文献引用は簡略にしてある。文体的には繋辞構文を回避することで、論理がうねるよう配慮しています
 
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