生まれた町には本屋が二軒。その一軒はまもなく廃業。幼くして越した村には本屋はなし。雑誌などを買い求めたいときは電車で隣町まで出向かなくてはならなかった。それでもまさかのように駅前に開業、でもしばらくして閉店。書店への道は遠い。しかし昨今、書店で本を買うひとは少ない。そんななか経産省が書店振興を謳う。気持ちは複雑。わたしなんてアマゾンで買ったことは一度もない。読者の意識改革が第一、と声に出すのは容易だが、ではいったい具体的にどうすればいいのか。書店がワンダーランドであることをいかに共有することができるか。
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