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2024年02月11日15:45

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★日めくりレシピ(牛肉と小松菜の中華炒め)★

[難易度:2、時間:13分]
ランチ時、メニューが多彩で選ぶのに迷う飲食店と言えば何?
なんて質問をされたら僕は迷わず中華飯店、町中華と答える気がします。
洋食屋さんにしろ和食を中心にした定食屋さんにしろランチのメニューは数種類から選ぶというスタイルのお店が多いと思うのです。けど町中華は例えば麺料理ひとつとっても拉麺、五目焼きそば、担々麺、あんかけそばなど数種類はあるのです。更にご飯ものも炒飯、中華がゆ、天津飯など数種類。更に更に焼き餃子、鶏のから揚げ、揚げ春巻きなどの点心的な皿がまたいろいろ。その上に主菜となる青椒肉絲、回鍋肉、麻婆豆腐、エビチリなどの炒め物、煮物、汁物が満載。10ページ超えのメニューがテーブルにでんと置かれている気合の入ったお店も珍しくありません。
さすがにランチセットが数種類用意されていて選ぶのに苦労しないようにしてくれている店も多いのですが僕は根が天邪鬼なせいか敢えてランチセットを外して単品を頼んでみることがしばしばあります。あのオーダーを受けたコックさんは「まためんどくさいものを頼みやがって」なんて思ってるんじゃないかしらん。
けど、そういう選び方をすると選択肢がマイナーな料理に偏るのは自明の理。中には名前すら聞いたこともない料理もあって料理名を見ても辛いのか甘いのかすらよくわからないなんてものもあります。もちろんお店の人に訊けば教えてくれるのでしょうけどランチタイムで混んでいる時分に足を止めさせるのも気が引ける。そこで過去に食べた料理から想像を膨らませて「きっとこんな料理だろう」と見当を付けて冒険してみることもしばしばあります。
幸い良識的なお店が多いせいかトラウマになるような料理を引き当てたという経験はほとんどなくたいていは「想定範囲内かな」と思える料理が出てきます。それでも「水煮牛肉」は忘れられないかな。辛いよとは書いていましたがケタ違いの辛さでした。一口食べたら口中が大火災を起こして悶絶。けど後を引く旨味があって食べ終えることにはヤミツキになっちゃったのも良い思い出です。
で、家で夕飯を作っている時はこれとは真逆のルートで料理を作ることがあります。まず最初に今晩食べたい料理をイメージします。で、それだったらこんな調味料を使ってこんな風に調理したらイメージ通りの料理になるんじゃないかなと料理の経験値と知識を総動員してレシピを組み立ててみるという作業を行うのです。
店では料理名からできあがった料理をイメージしますが家ではできあがった料理のイメージからその料理の成り立ちを逆算するわけですね。
とある夕方、冷蔵庫に残っていた牛こまと小松菜を見て「オイスターソース炒めみたいなやつが食べたいな」と思いました。で、そのイメージを膨らませてレシピを組み立てたらほぼイメージ通りの料理ができたという──自画自賛を込めてそのレシピをメモっておきます。

[材料](1人分)
 ・牛もも肉:100g
 ・小松菜:2株
 ・にんにく:ひとかけ
 ・水溶き片栗粉:3g(小匙1)分
 ・サラダ油A:12g(大匙1)
 ・サラダ油B:6g(大匙1/2)
 ・ホワイトペッパー:少々
[下味パート]
 ・塩:1g
 ・酒:10g(小匙2)
 ・おろしにんにく:ひとかけ分
 ・片栗粉:6g(小匙2)
 ・サラダ油:4g(小匙1)
[煮込みパート]
 ・鶏ガラスープの素:小匙1/2
 ・水:70g(70ml)
 ・オイスターソース:9g(大匙1/2)

[作り方]
 1.牛肉は食べやすい大きさに切って[下味パート]をまぶします。小松菜は茎と葉に分けてざく切りにします。にんにくはみじん切りにします。
 2.中華鍋かフライパンにサラダ油Aを入れて中火にかけます。これに牛肉を加えて強火で肉の色が変わるまで炒めます。一旦肉を皿に取ります。
 3.2.の中華鍋にサラダ油Bとにんにくのみじん切りを加えて中火にかけます。香りが立ってきたら小松菜の茎を加えて1分炒めます。更に小松菜の葉を加えてさっと炒め[煮込みパート]を加えて蓋をし、3分蒸し煮にします。
 4.3.の蓋を取って牛肉を戻し煮汁をひと煮立ちさせます。これに水溶き片栗粉を回し入れてとろみを付けホワイトペッパーを振ればできあがり。

[備考]
 ・定番のオイスターソース炒め味(?)の炒め物です。一口食べたら「あ、中華だ」と思えるテイストですよ。
 ・小松菜を使っていますが青梗菜の方が中華料理っぽくなるかな。ま、どちらもアブラナ科の植物なので実はテイストや食感はよく似ているのです。
 ・牛肉は豚肉に変えても美味しく作れます。おススメの部位は豚バラスライス。豚もも 肉でもOKです。
 ・お好みで[煮込みパート]に豆板醤を3〜6gくらい加えるとピリ辛味にすることもできます。あと、茸類を炒め合わせると美味しいですよ。

ということで、よければ一度お試しください。
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