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日記一覧

[難易度:2、時間:30分]元々あった料理の調理法やスタイルを変えることで新しい料理ジャンルが生み出されるというムーブメントはしばしば起きます。例えば、麺を焼く。中華麺を炒めた焼きそばは昔からありましたが、焼きうどんや焼きパスタに派生しました

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[難易度:2、時間:30分]昔々、病弱だったスペインの王様が侍医にこう言われます。「お酒だけ飲むのは体に負担がかかってよくありません。ワインと一緒に何か料理を食べなさい」言ってることは間違っちゃいないのですが、それ病弱な人に言うこと? って、

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[難易度:2、時間:70分]僕は味付きのご飯が好きです。そして具材がいろいろ入った炊き込みご飯はもっと大好きです。おかずをいろいろ作るのが億劫な日でも炊飯器にお米と具材と調味料を放り込んでスイッチを押せばご飯とおかずが同時にできてしまう炊き込

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[難易度:2、時間:15分]僕が入社した年の冬に会社が大阪の京橋に移転しまして、以来、横浜に転勤するまでの25年間毎日毎日、1時間かけて京橋まで通勤しておりました。で、仕事が終わればさっさと帰れば良いものを酒飲みの性で寄り道せずにはおられない

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[難易度:2、時間:10分]神田にある洋食屋「松榮亭」には洋風かき揚げという看板メニューがあります。初代ご主人は夏目漱石の師匠に当たるフォン・ケーベル教授の専属料理人だったそう。ある時、師匠の家を訪れた漱石が「なんか珍しいものを作って」と無茶

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[難易度:2、時間:10分](粗熱を取る時間は含めていません)山椒は小粒でもぴりりと辛いなんてことわざがあります。体は小さくても才能や技能に優れていて侮れない人を指す言葉ですね。料理の中でも小ぶりだと侮っているとひどい目に遭うものがあります。た

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[難易度:2、時間:10分]野菜もちゃんと食べなさい。なんてセリフは誰しも子供時代に言われたことがあるお小言じゃないでしょうか。昭和世代の僕らなら「お父さん(お母さん)が子供の頃は食料事情が悪くて、それに比べたら今の子供は幸せだよ」なんて、子供

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[難易度:2、時間:20分]この橋渡るべからずという立て札を見かけたらついつい渡ってみたくなります。立入禁止と書かれた扉を見かけたらついつい中に入ってみたくなります。禁忌感あふれる注意書きは文章に反して人を拒み難い魅力で誘惑してくるもののよう

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[難易度:1、時間:3分]トマトに塩をかければサラダになる。三谷幸喜脚本の「王様のレストラン」で語られる名言です。トマトにかぶりついただけでは料理とは呼べないけど、カットして調味料である塩を振ればそれはもう立派な料理だといったほどの意味でしょ

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[難易度:2、時間:20分]何年か前、食べる辣油というのが流行りました。調味料であるはずのラー油に具材がざくざく入っていてスプーンで掬ってそのまま食べられちゃうというコンセプトのアイテム。近頃、これの発展形とも言うべき『牛タン仙台ラー油』とい

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[難易度:2、時間:10分]関東に転勤してちょうど1年が過ぎた頃、担当していたプロジェクトのサーバがひどく辺鄙な土地柄のデータセンターに設置されました。毎日、そこに通うことになったのですが周辺に飲食店が全くない! 駅前まで戻ればコンビニがある

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[難易度:1、時間:3分]2006年に「かもめ食堂」という映画が公開されました。邦画ではあるのですが、主演が日本人というだけで舞台はフィンランドの首都ヘルシンキ。ロケは全てあちらで行われた洋画的な絵面の映画です。ヘルシンキの街に新装開店した「

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[難易度:2、時間:3分]今更ですが回転寿司屋のメニューの多様さには素直に驚かされます。握り寿司や軍艦巻きだけでなくお肉が載っていたりスイーツが回っていたりはたまたラーメンが注文できたり。「あんなものは寿司じゃねぇ」なんておっしゃる通の方もい

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[難易度:2、時間:5分]皿うどんは麺を使った長崎の郷土料理です。名前に反して使われる麺はうどんではなく中華麺。麺の種類は細麺と太麺の2種類に分かれます。細麺は通常、油で揚げてパリパリにしたものでパリパリ麺とも呼ばれます。太麺はちゃんぽんの麺

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[難易度:2、時間:5分]僕が初めて長崎を旅行したのは大学4年に上がる前の春休みでした。理系の学部は研究室に入るとほぼサラリーマンと変わらない生活が始まる──なんて思いもあったからか4泊5日の贅沢な日程で市内観光をしました。そういえば、オラン

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[難易度:2、時間:10分]後に料理研究家として活躍されるバーバラ寺岡さんは波乱万丈の半生を送られました。1945年3月、ハンガリーのブタペスト生まれ。父は日本人、母はハンガリー人のハーフ。父はソビエトでの抑留を経て日本に強制送還。母子はハン

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[難易度:2、時間:11分]昭和の昔の飲食店って「なんでも屋さん」のイメージがありました。さばの味噌煮定食があるかと思えば、カレーライス、炒飯、ラーメン、うどんなどもあったりして、今考えるととりとめもまとまりもない料理が同じ店のお品書きに並ん

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[難易度:2、時間:15分]当たり前といえば当たり前、けど不思議といえば不思議なことにご当地の名前がついていてもその土地に行くと存在しない料理があります。たとえばアメリカでは薄いコーヒーを飲む習慣はあるけれどカフェのメニューにアメリカンコーヒ

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[難易度:2、時間:15分]店の入口が中世ヨーロッパ風のファンタジー世界とつながっている「異世界居酒屋のぶ」。酒飲みの性で居酒屋噺が大好きなのとほんわかしたストーリーが気に入ってアニメもドラマも観ちゃいました。同作は短編連作の形態を取っている

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[難易度:2、時間:15分]マーク・トウェインの名作児童文学「王子と乞食」は同じ年の同じ日に生まれた王子と貧しい少年が入れ替わるお話です。16世紀のイングランドを舞台にしたこの物語は当時の世相を痛烈に皮肉ったちょっと辛口の物語だったりもします

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[難易度:2、時間:15分]実は今年の結婚記念日で25周年、銀婚式を迎えます。結婚したのってつい昨日のような気がするけど次女も今年で二十歳。確実に時を刻んで来たんだなぁ。僕は結婚するまで実家暮らしをしていたのでほとんど料理をすることがなく新婚

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[難易度:2、時間:12分]文献によると織田信長は椅子に座ってワインを飲んだことがあるそうです。おそらくご本人は「俺ってなんてナウいんだ」なんて思ってたんじゃないかな。確かに、1500年代にそんなことしていたらそう思いたくもなりますよね。それ

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[難易度:2、時間:20分]マヨネーズっていつ頃、どこの国で生まれたの?と、聞かれると多くの人が答えられないんじゃないかなぁと思います。ヨーロッパのどこかだと思うのですが古くからあるような、わりと最近考案されたもののようなという曖昧な印象。マ

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[難易度:2、時間:3分]僕が初めてカレー風味の麺類を食べたのはカレーうどんでもなく、カレー蕎麦でもなく、カレーラーメンでした。どういう経緯だったか記憶が曖昧なのですが住む場所が離れて疎遠になっていた幼なじみの家に久しぶりに遊びに行った際にご

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[難易度:2、時間:3分]洋の東西を問わずスープは凝りだすといくら手間を掛けても掛けたりないくらい奥深い料理です。たとえば洋食。僕は母から料理を教わった時に「コンソメスープには手を出すな」と言われました。とんでもなくめんどくさくて難易度も高い

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