mixiユーザー(id:163513)

2015年04月21日07:19

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【百】
 
 
くもる日、照る日と
まどからかぞえる
しきそのないことが
とうめいにならず
しろくひかってしまう
はなのほうそくが
たつときのとおくを
ましろにひやしていた
はなびらのはがねが
おととともにちり
やがてこだちへのこる
やわらかい胚珠が
ひゃくのかずでともる
ひとの熟すはにおいたち
ひとの熟すは空に沿う
からだからわかれる躯が
なにごとか百なるこずえの
てわたしにまで似はじめ
はがねのよぎった眼も
百にわれおとろえる
 
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