mixiユーザー(id:163513)

2021年03月11日07:29

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阿部嘉昭・かけら世の

 
震災10年の今日ですが、新詩集ができあがりました。北海道の元気な版元・響文社からの刊行で、224頁、2600円+税。オビ文は伝説の帷子耀.さん、装幀・造本は稲川方人さんと、最近の響文社パワーが結集しています。通常の詩篇集を、その前後の短詩集で挟んだ三部構成。著者としてはひらがなで書く哲学が、記述のズレと飛躍と円環により、どのように脱一元的に抒情化するかを書きながら計測していったような気がします。難読か易読かの問題も付帯的に仕込まれることになりました。詩壇で実際にお付き合いのあるかたには数日で届くとおもいます。なお著者は現在、詩作を中断していて、みなさんの感想から次の一歩を踏み出すかいなかを考えていきたいと願っています。冥途の土産みたいな綜合的詩集になってしまったので。オビ文、装幀・造本にかかわるエピソードについてはまたいずれ。
 
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