ケヤキなどの樹皮めくり採集で定番の虫といえば、テントウムシ。特に、ヒメテントウの仲間が見つかりやすい。
そのヒメテントウの中で、近場で最も多く見つかるのが、1mm少々という小さな黒い粒のようなテントウムシ。
以前はキアシクロヒメテントウであろうと思っていたのだが、我が近所では、まず間違えなくハダニクロヒメテントウという酷似した種らしい。もっとも、交尾器を確認したことがないので、なんとも言えないのだが。
いずれにしても、小さくて黒いだけなので、見つけても嬉しい虫では全くない。
ところが、この正月の稲城採集で、若きテントウ屋のS氏が、ハダニクロヒメっぽい大きさなのに、薄く紋のあるヒメテントウを採っていた。聞けば、オトヒメテントウという優雅な名前(乙姫?)。
もしかしたら自分がこれまで採った中にも混じっていないかと、試しに探してみたら、それっぽいのが1頭だけいた。(蒸気で軟化して肢を出そうとしたら壊れそうになったので、あわてて展肢を中止した結果、みっともない姿になってしまった↓)
それ以来、樹皮めくりは虫眼鏡を持参して、小さくて黒いヒメテントウに紋がないか探しているところである。
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