[難易度:1、時間:5分]
カツオのタタキは生のカツオを藁(わら)で焼いたものです。
昔、殿様が食あたりを恐れて生食を禁止するお触れを出した時に表面だけ焼いて焼き魚ということにして食べたのが発祥とも言われています。関ケ原の合戦の頃には既にあった調理法らしいので400年の歴史があるようですね。
そんな方便は置いておくとしてもカツオをタタキにすると「皮が柔らかくなる」、「生臭さが消える」などの効果があるそうです。
高知から遠いところに住んでいる僕などはタタキにしてから冷凍したものしか食べたことがありませんが獲れたての生ガツオをタタキにしてその場で食べると別格の味なのだとか。いっぺん食べてみたいな。
なんてことを考えながらスーパーに行くと、でっかいサクが168円という破格のお値段。
ついついカツオのたたきを購入。ちょっと目先を変えてこんな風に仕立てました。
[材料](2人分)
・カツオのタタキ:1サク
・大根:10cm
・ドライバジル:少々
・粗挽きブラックペッパー:少々
[ドレッシングパート]
・オリーブオイル:13g(大匙1)
・レモン果汁:7.5g(大匙1/2)
・塩:2g(小匙1/3)
・おろしにんにく:ひとかけ分
・おろし生姜:ひとかけ分
[作り方]
1.大根はかつら剥きにして千六本に切ります(刺身のツマより気持ち太めがオススメなのです)。カツオのタタキは5mm厚の小口切りにします。[ドレッシングパート]を合わせてよく混ぜます。
2.大根を更に敷き詰めてカツオのタタキを盛付け[ドレッシングパート]をたっぷりかけます。上からドライバジルと粗挽きブラックペッパーを振ればできあがり。
[備考]
・本場、高知もタタキは塩で食べるとか。醤油系の味付けよりシンプルな分カツオ本来の旨味が楽しめます。
・カツオで大根を巻くようにして一緒に食べてください。大根のさっぱりとした風味がカツオの脂っこさを打ち消していくらでも食べられそうです。
・大根はできるだけ鮮度の良いものを使って食べる直前に切ってください。しゃきしゃきした食感が楽しめます。
・大葉や小ねぎなどの薬味があれば合わせてください。風味がぐっと複雑になりますよ。
ということで、よければ一度お試しください。
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