一昨日の夜回りのネタ。
雨上がりの蒸した夜だったので、ほんの少し遠出して林試の森公園へ夜回り。
狙いは、外灯周りの樹木の葉っぱのガサガサ。
こういう採集は、展足も同定もできない虫ばかり採れそうで、今まで何となく敬遠してきたのだが、これからのウィズ・コロナのニュー・ノーマルでは、このような採集にも取り組んでいかなければならない。
早速、公園に入ってでガサガサを始めると、カシワノミゾウムシとともに、ケシキスイが1頭ネットに入った↓。
このときは、「へぇー、ルイスコオニケシキスイも外灯に来るんだ」と心の中で呟いて、「まあ初っ端だからド普通種でも採っておくか」と吸虫管に吸い込んでおいた。
展足するときはひっくり返すので、斑紋を精査せずにルイスコオニと疑わないでいた。
そして、今日あらためて上の2枚目の画像を見ると、斑紋がルイスコオニと違うことに気が付く。
ルイスコオニと思ってぞんざいなままの展足↓。
この斑紋は、キボシコオニケシキスイという種と一致するではないか。
保育社図鑑には「少ない」とあるが、東京都では未記録のようで、なんと神奈川県昆虫誌にも載っていない。
H松氏のケシキスイのウェブサイト「くらびこるにあ」にも、本種の情報はほとんど載っていない。
どなたか、キボシコオニケシキスイの何らかの情報をお持ちでしょうか。
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