mixiユーザー(id:1299833)

2024年05月25日13:34

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ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』(岩波文庫)

 革命と宗教という二項対立の間で展開される形而上の遣り取り。しかし子細に眺めれば細かい一節にも見逃しがたい内容が盛られていて、いかにも盛りだくさんという印象。したがって短くまとめようなんて企てが不遜であるともいえる。カラマーゾフ家での話し合い、応酬に他の者が関わってきて、その外部でもそれなりに展開をみせる。長い作品を読み終わってみると眼が眩んでしまいそうなのも当たり前か。
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