[難易度:1、時間:13分]
子供の頃に禁じられていたもの──
家庭によってさまざまでしょうが誰しもなにがしかあるんじゃないでしょうか。
漫画を読むのが禁止だとかアニメもダメだとか
夜、〇時以降のテレビ番組は観ちゃダメなんてのも昭和の頃は特にあった気がします。あの頃の深夜番組はお色気面でけっこう過激だったのです。
変わったところでは僕は中学生になるまでシャープペンシルが禁止されていました。で、なぜか鉛筆削り代わりに肥後守(小型の折り畳みナイフ)が与えられていたと──手先が器用になってほしいという親心だったようですがそれで格段器用になった気はしないなぁw
食べ物でも禁則事項はいろいろありました。炭酸系のジュースやアイスクリームはNGとかそもそも駄菓子屋に行ってはいけないと言われる子もいました。更に厳しい家では市販のお菓子は一切禁止。代わりにお母さんが手作りしたものがおやつに出されるなんてお家もあった気がします(遠足の時はどうしていたんだろう)。
食品添加物がたくさん使われているものは食べさせたくないという配慮なのでしょうけど、案外そういう親心は水泡に帰するものであれやこれや禁じられていた子供は大きくなってその反動で禁じられていたものを大量食いしたりするそうですから皮肉なものです。
中には禁じられていたわけではないけれど「これは大人が食べるもの」という不文律があった気がします。ま、お酒は別としてお家によってはカレーライスも子供用の分を分けてから大人用(主にお父さん用)にスパイスを加えて辛くしたものを作ったりすると聞いたことがあります。
梅干しや漬物も禁じられていたわけじゃありませんがあまり子供の食指が伸びる食べ物ではありませんでしたね。
同様にわさびや辛子の利いた食べ物も子供が手を伸ばす前に「これは辛いよ」と釘を刺されたりしました。たいていの子供はそういわれると手を引っ込めるのですが僕は天邪鬼な性格だったせいか根っからの辛党だったからかわりと平気で箸を伸ばしていました。
口に入れれば鼻にツーンと抜ける辛味に襲われて悶絶しそうになっているクセにわざと平気な顔を装っていましたね。変なところで見栄っ張りだったな。
で、長じてその嗜好がどうなったかというと……何も変わっておらず還暦を間近に迎えた今もわさびや辛子の利いた食べ物は大好きです。なので、たまにこういった料理を自作しては晩酌の共にしていたりするのです。
[材料](2人分)
・小松菜:2株
[調味料パート]
・粉辛子:2g
・水:6g
・塩:ひとつまみ
・昆布出汁の素:小匙1/2
・ポン酢醤油:9g(大匙1/2)
・砂糖:3g(小匙1)
[作り方]
1.小松菜は2cm幅にざく切りにします。[調味料パート]の粉辛子と水を合わせてよく練り残りの調味料を合わせてよく混ぜます。
2.小松菜と[調味料パート]を小鉢に和せてよく和えます。冷蔵庫で10分以上漬け込めばできあがり。
[備考]
・つんと鼻に抜ける辛さがたまりません。いかにも大人の味と言った感じ。料理の箸休めにするのも良いですがやっぱお酒が欲しくなるかな。
・粉辛子の手持ちがなければチューブの辛子を使うのもありです。その際は[調味料パート]の水を抜いてください。ただ、鮮烈な辛さでは粉辛子を使った方が格段に上です。
・お好みで炒り胡麻や鰹節をまぶしても美味しいですよ。
・日持ちのする常備菜です。多めに作って冷蔵庫で保存すれば重宝します。ただ1週間程度は美味しく食べられますが辛子の辛味は抜けていくのでできればもう少し早めに食べちゃいましょう。
ということで、よければ一度お試しください。
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