遅まきながら「ホセとピラール」見る(youtube)。もちろんホセ・サラマゴ。等身大のサラマゴを丁寧に描き出す。老いてはみたものの、それなりに精力的で驚く。見かけによらず若々しいのはなぜだろうか。あるとき、サラマゴ曰く「ぼくは小説のことは知っているが、ピラールは人生のことを知っている」それはどの作家夫婦でもおなじようなものではないだろうか。二人の結びつきは深いのだが、元々、作家は執筆のときに孤独をいやというほど味わうはず。だからこそ生の意味を極めたいという慾がわいてくるのか。疲れることさえ愉しんでいるようにみえる。
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