近所にある、ごく小さな公園。その真ん中に、ネムノキが一本だけ、堂々と聳える。公園の名は、「ねむの木公園」。
撮影した背中側は、小さな道路を隔てて東横線の線路。周囲は、密な住宅街。
そのネムノキを、スイーピング。
ごく小さな緑色の虫が無数に入る。葉はベタベタしていて、ナミテントウやムーアシロホシテントウなどが混じる。
何度かスイープすると、ようやくナガタマムシが1頭だけ入った。
前胸背板の側縁は、後方に向かって直線状に広がる。ネムノキナガタマムシ、自己初採集。
この近くで他にネムノキを知らない。おそらくこの一本に依存して生息し、代を継いでいるのだろう。
他にはヒメカツオブシムシが入った。多くはないが様々な種の樹木で採れる、捉えどころのない虫である。
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