雑甲虫屋駆け出しの頃は、丹沢に登っていろいろな甲虫をせっせと採ってきても、きちんと同定しようとせずにタトウ行き。
高尾山ナイター採集のタトウもそうだが、そんな丹沢タトウも今更ながら開いていくのが面白い。
2010年8月、表丹沢の標高1000m付近で採集した、小さめのケシキスイが3頭↓。確か、鹿の骨から採集した覚えが。
真ん中のヘリグロヒラタは直ぐに分かる(近所でも採集可能)が、左右は見慣れない。
図鑑やネットで見ると、左がキボシヒラタで、右がニセキボシヒラタ? とすると、Omosita属の三種が偶然にもコンプリート。
しかし、左はキボシヒラタにしては、上翅が短い。左右ともニセキボシヒラタだろうか?
ニセキボシヒラタケシキスイは、神奈川県昆虫誌によれば「かなりの稀種」。とすればこの判別は間違っていそうだが・・・
まあ、こうしてあれこれ考えているのが楽しいのである。
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