今日のお弁当。『文豪が愛した料理たち』　一日目

今日のお弁当。今週のテーマは『文豪が愛した料理たち』です。
深夜アニメ「月がきれい」にハマってます。中学生の初々しい恋愛を描いたお話なのですが、観てるこっちは甘酸っぱ過ぎて急性糖尿病にならないか心配な今日この頃。で、主人公が文学少年であることにちなんでいるのか各話のサブタイトルが「春と修羅」、「一握の砂」、「月に吠える」など文芸作品の題名から採られているのです。今週はそんな文学を生み出した文豪たちが愛した料理たちを詰め合わせてみます。
１日目の文豪は夏目漱石センセ。彼は甘党で有名な人ですが、まさかお弁当箱にアイスクリームや羊羹を詰めるわけにもいかないのでこうなりました。
メインは「洋風かきあげ」　。今も神田淡路町にある松栄亭という洋食屋さんの初代が当時はドイツ人の哲学教師の専属料理人をやっていたそうなのですが、突然遊びに来た漱石が、「何か珍しいもの食べさせて」と無茶振りして出されたのがこの料理だったとか。ありあわせで作ったらしく具材は豚肉、玉ねぎ、卵、小麦粉のみと至ってシンプル。味はあまり付いていないのでソースをかけて戴きます。
サブは「揚げ茄子とトマトのサラダ」。漱石の時代にも洋食としてのサラダというものはあったのですが、衛生面からも野菜を生で食べるということはほとんどなく、生で食べるのはせいぜいトマトか大根くらい。なので、揚げた茄子と生のトマトを合わせてサラダにすれば面白がってくれたんじゃないかなと思って作ってみました。茄子が油を含んでいるので塩と酢を足してドレッシング風にまとめています。
箸休めはまだ残っている「もやしのピクルス」。今日は洋食なので違和感はありません。
汁物は「若芽のコンソメスープにしてみました。