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2016年06月16日12:58

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新潮編集部『最新日本語読本』(新潮文庫)1993

 ニホン語について、いまのニホン語について少なからぬひとたちがああでもない、こうでもないと言い合いながら、なんとかおおまかな姿を描き出そうと四苦八苦している。

 大岡信とか丸谷才一とか谷川俊太郎などなど大御所も顔見世して、それなりに華やかさを盛り上げている。

 しかしながらその底には、雑誌『新潮』の校正やら編集さんの、書き綴るひとたちへの恨みつらみが積み重なったからこそ生まれたもの、つまり怨念の塊だといえそうだ。

 おもしろいことを綴ってるひともいないわけではないが、この玉石混交集、緊張感がやはり持続してはくれない。
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