mixiユーザー(id:1299833)

2016年03月22日13:27

291 view

ロールシャッハテストと右脳

 よく知られているようにフロイトは人間の行動を理解するために「意識的なもの」と「無意識的なもの」とに分けた。
 20世紀の脳科学はそれを「左脳」と「右脳」という分け方に置き換えることができると説明している。
(ほんとにこういった二分法がどこまでも有効かどうか、ときとして疑いを挟みこみたくもなってくるが)

 よく知られたロールシャッハテストは、文字通り、右脳の特性のためにある。

 モーツアルトの頭が楽想にみちあふれ、これを楽譜に書き写すさい、妻にたのんで関係のない本を朗読してもらうことがあったらしい。
 それはどうやら左脳からの邪魔が入ってくるのを防ぐためであったようだ。

 それで思い出すのだが、春樹の『ダンス・ダンス・ダンス』のなかでも、主人公がなにか書き続けるときに、ウォークマンかなにかで騒々しいものを聴いていたはずである。
 集中しようとするとき、静寂さはかえって落ち着かず、むしろ適度の騒音があったほうが具合がいい、というのも左脳、右脳の関係からいえることであろうか?
2 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2016年03月>
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

最近の日記

もっと見る