キューバ映画「コンダクト」見る。
制作が2012年とちょっと時間がたっているがこれは何を意味するのか。
キューバは医療大国とともに教育大国ともいわれ、ラテンアメリカで子どもがもっとも幸せな国と言われている。
しかしここでは素行に問題のある小学生が主人公で身持ちのよさそうでない母親との二人暮らし、しかも闘犬の世話をこの子どもはしていて、家庭でのひずみがそのまま学校の教室で現れる。
学校の現場でも業を煮やし、この子どもを素行補正教室へ送り届けるか論議されるが担任の老女教師が懸命にかばう。
その他にも親が政治犯として収容されている生徒のことに触れたり、教室の掲示板に小さい聖女画像を貼った女の子が教師間で問題になったり、「下放」的な政策にも言及し、キューバの問題点、またはアクチュアリーな姿が大胆なまでに描き出されていてわたしはおおいに感心。
ログインしてコメントを確認・投稿する