[難易度:2、時間:20分]
現代の僕らの食卓は栄養過多なんじゃないか。最近、しみじみそう思います。なぜ、そう思うかというと……太った。……体重が増えた。
土井善晴さんが提唱する「食事は一汁一菜でよい」がしごくまっとうに思えてきます。
けど、ご飯、味噌汁、おかず1品はちょっと寂しいと感じるのも事実(贅沢だなぁ)。ということで主菜に対する副菜。胃に負担にならない程度の低カロリーな副菜が欲しくなります。主菜には肉か魚を使うことが多いので自然と副菜の主食材は野菜か豆腐やこんにゃくなどの加工品が多くなります。
加えて主菜と喧嘩しないもの──たとえば主菜がバリバリの洋食なのに副菜が和食だとちょっとアンバランス。ここはやはり洋食の小皿料理をなんて考えちゃいます。
とある夕飯。主菜に豆腐をメインにした家常豆腐(ジア・チャン・ドウフ)を作りました。日本ではあまり知られていないけど麻婆豆腐と並ぶ中華の定番豆腐料理です。
となれば副菜も中華でいきたい。茄子の買い置きがあったのでこれをさっぱりとおひたしにでもしようかと考えていたのですがちょっと中華風にひねってみました。
[材料](1人分)
・茄子:1本
・サラダ油:18g(大匙1.5)
・ごま油:2g(小匙1/2)
・刻みネギ:適宜
・いりごま:適宜
[煮汁パート]
・水:100g(カップ1/2)
・鶏ガラスープの素:小匙1/2
・濃口醤油:9g(大匙1/2)
・味醂:6g(小匙1)
・砂糖:1g(小匙1/3)
・塩:1g
・おろしにんにく:ひとかけ分
・おろし生姜:ひとかけ分
[作り方]
1.茄子はがくを取って縦半分横3等分にし、皮に浅く斜め切りの包丁目を入れます。フライパンにサラダ油18gを入れて中火にかけ茄子を皮を上にして並べます。蓋をして弱火で3分蒸し焼き。茄子をひっくり返して更に3分蒸し焼きにします。
2.1.と並行して[煮汁パート]を小鍋に入れてひと煮立ちさせます。
3.2.に1.の茄子とごま油を加えて再度ひと煮立ちさせたら火を止めます。そのまま蓋をせずに10分置けばできあがり。器に盛って刻みネギといりごまを散らして戴きます。
※時間に余裕があれば30分くらい置くと味が更にしみて美味しくなります。
[備考]
・味付けは醤油と味醂ですがにんにく、生姜、ごま油の風味が利いていて中華料理っぽい仕上がりになっています。何より煮汁が美味しい。茄子を食べきったらせっかくなので飲んじゃって下さい。
・お好みで[煮汁パート]に酢を小匙1(5g)加えると風味がさっぱりして夏向けの1品になりますよ。
・仕上げのトッピングにはほかにも鰹節や焼海苔などを使っても楽しいです。
ということで、よければ一度お試しください。
ログインしてコメントを確認・投稿する