ニホンでは小学校から水彩絵の具を用いるのがふつう。なにも手の加えられていない子どもの絵には感嘆に値するものが少なくない。しかしながらわたしの場合はフラストレーションに傷つく。子どものときにはせっかちになりがち、はやく絵を終わらせたい。するとまだ乾いていない色のパートの隣に他の色を塗り込む。すると色がにじんでしまう。なんともみっともないかたちにおわる。ということで絵では落ちこぼれ。そう思い込んで何十年もたってしまった。すぐれた小学教師もそこまでは美術教育を受けていない。だれの絵にどんなものを見いだしていくか。
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