今日のネタは、ヒメスナゴミムシダマシ。
雑甲虫を採り始めた当初の、2008年秋の狛江市多摩川河川敷のタトウから(2008年10月4日撮影↓)。
下流域で最普通種のコスナゴミムシダマシのつもりで並べてある個体(右から2番目)が、ヒメスナゴミムシダマシに見えてきた。
違和感は、前胸背の盛り上がり具合。コスナは平たいのに、この個体は前胸背の中ほどが分厚く、上翅部分はさらに分厚い。
同所で得られたコスナと並べてみる。右:コスナ、左:ヒメスナ?(脂が出ていて見づらいですが)
体の膨隆具合を見る。手前:コスナ、奥:ヒメスナ?
その他、前肢脛節の先端の広がり具合や、前胸前角が丸みを帯びていることなど、ヒメスナの特徴を確認。
ヒメスナは上中流域の虫かと思っていた(自分は秋田県内陸地の小坂でしか採ったことがなかった)が、狛江という下流域と言ってよい場所にも分布しているようである。
このヒメスナゴミムシダマシを試しにグーグルで検索すると、何だか信用しにくい画像が多く出てくる。意外と判別が難しい虫なのであろう。
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